妊娠前、妊娠中の女性にとって重要な葉酸

葉酸が妊娠前、妊娠中の女性にとって重要な栄養素であることは広く知られています。しかしその理由については漠然と「胎児の発育に関わる」とか「先天異常」というぐらいの理解ではないでしょうか。

母体に葉酸が不足すると、胎児の先天異常や貧血を起こす危険が高くなります。先天異常とは「神経管閉鎖障害」という病気です。

赤ちゃんの脳や脊柱のもとになる神経管の形成が不完全になって起きるのが「神経管閉鎖障害」です。
具体的な症状としては、「二分脊椎症」があります。

先天的に脊椎骨が形成不全となって発症します。母体内で胎児が脊椎骨を形成する時に何らかの理由で、形成不全となることがあります。症状が軽い場合は、これに気づくことなく生涯を過ごしますが、稀に脊椎の管の中にあるべき脊髄が脊椎の外に出て、癒着や損傷をしていることがあります。

この場合、下肢の麻痺や変形、膀胱や直腸障害による排泄障害などの病気が発症します。発生した部位から下の運動機能と知覚が麻痺して、内臓の機能にも大きく影響するなど深刻な症状となります。

こういった疾患を避けるためにも妊娠前、妊娠中には、葉酸の不足には十分注意が必要となります。

特に妊娠前、妊娠中の女性にとって葉酸が重要なことはわかっていますが、葉酸だけ多く摂れば、その他の栄養素は不足してもいいというわけではありません。

健全な妊娠と健康な赤ちゃんを出産するためには、糖質・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル・食物繊維・水分など全ての栄養素がバランスよく摂取できた上で、葉酸を少し多めに摂れていることが大切です。

妊娠に気づいてから葉酸を摂取しても遅いのです。胎児の脊椎は妊娠時から6週までに形成されてしまうからです。妊娠を希望する女性は日ごろから葉酸を含む食品を摂り、バランスの良い食生活を実践することが大切です。

食生活に不安があるなら、サプリメントで葉酸を補うのもいいでしょう。
決して過剰摂取はしてはいけませんが、補助食品としてのサプリメントはお勧めです。

胎児の先天異常の多くは妊娠直後から妊娠10週以前に発生します。
赤ちゃんが欲しいと思った時点から、葉酸を多く含む食品を意識して摂るようにする、あるいは葉酸サプリで定期定な補給をするなどして、先天異常を回避することを考える必要があります。

葉酸を妊娠3ヶ月までの間に1日400μgの摂取で先天異常が避けれらるとされています。
しかし3ヵ月が過ぎたから、葉酸はもう必要ないというわけではありません。

先天異常の心配は減りますが、葉酸が不足すると貧血になりやすく、引き続き不足しないように、葉酸の摂取を続けることが大切です。

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